ご覧頂きありがとうございます。神戸のリペアショップ「stuts(studio nuts)」です。

本日は合皮のダイニングチェアの座面がボロボロと剥がれてきてしまったとの事で、座面部分の張替えをご相談を頂きましたのでご紹介致します。

【データ】
ブランド/製品名:
製品種別:ダイニングチェア4脚
カラー:ダークブラウン
現在の状態:座面合皮部分の剥がれ、破れなど
ご依頼内容:座面の張替え

※施工前のブログはこちらからどうぞ!!

【before/after】

 

いかがでしょうか?

本日はダイニングチェアの張替えのご相談を頂きました。
家族団欒の食卓には欠かせないダイニングチェア、お部屋のインテリアや座り心地などソファなどの家具と共にこだわって買われる方も多いのではないでしょうか?

今回ご相談頂きましたダイニングチェアですが、購入されてからしばらくして座面部分のダメージが発生し始めたそうです。
暫くはそのままご使用されていたそうですが、日に日にダメージが酷くなってきたため、お客様自身がDIYでマリメッコの生地を張替えられたそうです。

そんなダイニングチェアも、経年劣化によりまして汚れや破れが目立ち始めてきたということで、心機一転張替えのご相談を頂きました。

ダイニングチェアの座面には合皮が使われていることが多いのですが、加水分解という化学反応が起こることにより表面のベタ付きや剥がれ、硬化という現象が発生致します。

メンテナンスやお手入れが簡単なため、汚れる可能性が高いダイニングチェアの素材にチョイスされることが多い素材ですが、合皮に使用されるポリウレタンに飲み物などの水分が付着する事により劣化が出始めます。
この加水分解と言う劣化は、ダイニングチェアに限らずバッグの裏地などポリウレタンの合皮素材には全て言える事で、バッグの裏地がベタベタするのも空気中の水分に反応した事によって発生する化学反応です。

もちろん合皮素材もメンテナンスフリーという訳では無く、定期的な汚れ落としや保湿で長持ちするようにはなりますが、加水分解が発生しますと素材自体の寿命となってしまいます。

ご相談のダイニングチェアですが、張替え前の素材がかなり早い段階で劣化したという事で、張替えに使用します素材は耐久性の高い素材をお選び頂きました。
お色も、元々はベージュ色の座面でしたが、リビングに置かれているソファのお色に合わせたいとのご希望を頂きましたので、茶色の素材で張替えさせて頂いております。

この度はリペアのご依頼を頂きましてありがとうございました。
これで今後も気持ちよくお使い頂けますと幸いです。

革製品のお悩み、お困り事は是非「stuts(studio nuts)」まで!!
ソファや椅子のスレ傷、ひび割れ、色褪せ、変色や張替えも承っております。
もちろんご相談、お見積は無料ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。