ご覧頂きありがとうございます。神戸のリペアショップ「stuts(studio nuts)」です。

本日は革のバッグのコバ剥がれのご相談を頂きましたのでご紹介致します。

【データ】
ブランド/製品名:
製品種別:バッグ
カラー:バープル×ベージュ
現在の状態:バッグ持ち手、間口などのコバ剥がれ、劣化
ご依頼内容:コバ補修+コーティング

※施工後のブログはこちらからどうぞ

【before】

本日は、ハンドバッグタイプのレザーバッグのご依頼を頂きました。

一見、エルメスを彷彿させるような上質な革素材とデザインですが、オーダーの特注のバッグなんだそうです。
配色も、同じパープルでも場所によりまして絶妙に色が違い、オーナー様のこだわりが感じられる革のバッグです。

そんなオーナー様の思いが詰まったレザーバッグですが、今回は持ち手や間口などのコバ部分が知らず知らずのウチに段々と剥がれてきてしまったとの事でお問い合わせを頂きました。

革の断面部分を、ゴムのような樹脂塗料で加工した部分の事をコバと言いますが、バッグや財布など革製品を作るため革を裁断した時に必ず出てくるのがこのコバです。

革自体は動物の皮膚繊維の塊のなので、革を裁断すればおのずとモケモケした繊維層が露わになります。
このコバという裁断面をそのままにしておくと、そのモケモケした繊維層が剥き出し状態になりますので、見た目としても革の耐久面としてもあまりよろしくないという事になってしまいます。
そのため、この裁断面を専用の塗料で加工して一つのバッグや財布などに仕上げていくんですね。

皆さんも、バッグの持ち手などでコバが剥がれてきたという経験はありませんか?

バッグや財布、靴などの皮製品の修理事例の中では、このコバの剥がれというのは結構多いケースなんです。

革の裁断面の加工であるコバは、バッグの外周や間口、持ち手など、比較的ダメージの入りやすい箇所にデザインされている事がどうしても多くなります。
モノを出し入れしたり、手で触れたりする機会が増えるので、その分コバの剥がれが発生するケースが多くなるんですね。

今回のご依頼では、元のお色に近づけた専用の塗料でコバ面の再加工をさせて頂きます。

どんな仕上がりになるかは、また後日ご紹介致します。

革製品のお悩み、お困り事は是非「stuts(studio nuts)」まで!!
バッグ、お財布などのコバ修理、染直し、カラーチェンジなどから、糸ほつれやファスナー修理など様々なトラブルの修理を承っております。
もちろんご相談、お見積は無料ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。