ご覧頂きありがとうございます。神戸のリペアショップ「stuts(studio nuts)(スタッツ(スタジオナッツ))」です。

本日は、ウールコートに付いている腰ベルトの革巻きくるみバックルの修理ご相談を頂きましたのでご紹介致します。

【データ】
ブランド/製品名:
製品種別:コートベルトの革巻きくるみバックル
カラー:ベージュ
劣化状態:革の乾燥によるひび割れ、破れ、千切れなど
ご依頼内容:革巻きくるみバックルの巻き直し修理

※施工後のブログはこちらからどうぞ!!

【before】

本日は、ウールコートの腰ベルトの革巻きくるみバックルのご紹介です。

コートやベルト自体はウール製のコートだそうですが、その腰ベルトの先端に付いているベルトバックルに革が巻かれています。

通称、「くるみバックル」や「革巻きバックル」と呼ばれるこのベルトバックルは、どうしても無機質になる金属のバックルを隠し、革独特の温かみを与えてくれますね。

今回は、そんなベルトの革巻きくるみバックルがボロボロになってきてしまったという事で、修理のご相談を頂きました。

お気に入りのコートだそうで、クリーニング店さんなどで定期的にお手入れを出されているんだそうです。

ただ、クリーニング店さんで革のお手入れをされている所が少なく、一部に革素材がデザインされている事で断られることも多いので、ベルトだけはクリーニングに出すことが難しいという事でした。

市販のレザーオイルやクリーナーなどでバックルのみのお手入れをご検討もされていたそうなんですが、その革のメンテナンス剤の影響でウールのベルト側にシミなどが出来てしまう事を懸念され、大変困っていたということでした。

修理内容と致しましては、今回は革巻きくるみバックルの革の巻き直しをさせて頂きます。

革に蓄積した汚れなどの影響で乾燥が進んでしまったため、革に必要な保湿成分や栄養が無くなり、革素材自体がボロボロと崩れてしまうような状況です。

革は、乾燥が進み過ぎてしまうと繊維層などの柔軟性がなくなり硬くなってしまいます。

この状態になりますと、後からクリームやオイルなどで保湿や栄養を与えても、元に戻すことが大変難しくなってしまいます。

新しい革素材でバックルを巻き直して、気持ちよくご着用頂けるように修理をさせて頂きます。

さて、こちらの革巻きくるみバックルが、どのような仕上がりになるかはまた後日ご紹介致します。

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