ご覧頂きありがとうございます。神戸のリペアショップ「stuts(studioNUTS)(スタッツ(スタジオナッツ))」です。

本日はTiffany(ティファニー)の2つ折り財布の色が剥がれたという事で、ご相談頂いていた修理が完成しましたのでご紹介致します。

【データ】
ブランド/製品名:Tiffany(ティファニー)/
製品種別:2つ折り財布
カラー:ティファニーブルー
現在の状態:お財布全体の色剥がれ
ご依頼内容:お財布全体のお色直しプラン

※施工前のブログはこちらからどうぞ!!

【before/after】

いかがでしょうか?

本日はTiffany(ティファニー)の2つ折り財布の色剥がれ修理のご紹介です。

お写真を見て頂くと、一見ビフォアとアフターで色が変わっているように見えますよね。

実はこちらのティファニーのお財布、以前に当店とは別の修理業者さんがお色直しをされたんだそうですが、数週間もしない内にお財布の表面がボロボロと剥がれてきてしまったんだそうです。

色味も本来のティファニーブルーからは程遠く、少し暗い色に変わってお財布が戻ってきたそうで、大変お困りになっていたという事で、今回当店にご相談を頂きました。

今回ご相談頂きましたティファニーのお財布ですが、まずは現在塗装されている色を剥がしていかなければなりません。
お財布の状態を確認する限り、塗装された色自体が革に定着しておらず、手で擦っただけで剥がれてしまっている状態でした。

多くの革製品は、「なめし」という動物の皮から製品に使える革に加工していく段階で、着色や表面加工を施していきます。
そのため、ほとんどの革の表面には色の塗装や、透明のコーティングのような加工がされているんです。
ブランドによりましては、水に強くなるような独自の撥水加工がされていたりと、革によって様々な加工がされているんですが、修理の場合この加工がちょっと厄介なんです。

お色直しなどを行う場合は、特殊な補色剤や塗料を使って作業をしていくのですが、この補色剤などは元々の表面加工が残っていると、安定して革に定着せず剥がれてしまうんです。

そのため、修理作業の際は革の表面をしっかりと下処理してからお色直しをさせて頂くんですが、今回のお財布の場合はこの下処理が弱かったのか、お財布の表面に色が定着していない状態でした。

修理内容といたしましては、不安定な現在の塗装を一度全て剥がしてから、塗料がしっかりとお財布に定着するようにもう一度下処理を行い、内側の色を目安に本来のティファニーブルーに色を戻していきました。

この度は当リペアサービスにご依頼頂き、誠にありがとうございました。
これで今後も気持ちよくお使い頂けると幸いです。

革製品のお悩み、お困り事は是非「stuts(studio nuts)(スタッツ(スタジオナッツ))」まで!!
バッグやお財布、靴などの色剥がれ、変色、黄ばみ、黒ずみ修理、縫製修理から、ジャケットやソファなど様々な革製品の修理、メンテナンス、カスタムを承っております。
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