ご覧頂きありがとうございます。神戸のリペアショップ「stuts(studioNUTS)(スタッツ(スタジオナッツ))」です。

とーっても久しぶりなのですが、よくあるお悩みシリーズです。
やっと第三弾です…(+o+)

さて、そのやっとの第三弾は『LOUIS VUITTON(ルイヴィトン)』のヴェルニラインについてです。

そのヴェルニですが、2018年の新作では「アルマ」のモノグラムヴェルニが展開されているのをお見掛けしました。
上品なレッドと少し黒みの入った濃い目のベージュピンクの二つを見ましたが、どちらも可愛いですね♪
華奢で女性らしいデザインで、好きな方も多いのではないかと思います♡
しっかりとパテント加工されていて、一見キズや汚れに強いように見えるこのモノグラムヴェルニ。
それでは、よくあるお悩みをご紹介して参ります!

1.何かのインクが転写してしまった!

これは…なんのインクでしょうか?
ちょっと分かりかねるのですが、青い色の何かが染み込んでいます。
チラシや新聞などの印刷された物に接地している状態で保管していると、パテント加工(エナメルとも呼ばれます)がインクを吸い上げてしまう事があります。
パテント加工につかわれているのは樹脂成分なのですが、この樹脂が意外と湿気をよく吸い込みます。
(一見水分に強いようにみえるんですけどね…。)
湿気などの細かい粒子を吸い上げる事からもわかりますが、インクの粒子も同様に吸い上げてしまう特性があるようです。


こちらも何かが色移りしたようです。

2.日焼けしてしまった!

角の縫い目に沿って、日焼けしています。
もちろん、人間の皮膚のようにメラニン色素がどうこうなる、って事ではありませんが…。
紫外線によって塗料の色素が変質してしまい、このような状態になる事があります。
パテント加工は厚めの樹脂塗膜で形成されています。
皆さん、光の屈折の事を勉強されたことを覚えていますでしょうか?
レンズを通すと、光が…なんとか…かんとか…のやつです。笑
パテント加工の商品は、樹脂塗膜がレンズ機能になってしまい紫外線の影響を強く受けてしまうようです。


こちらも部分的に日焼けで色が変色して濃くなっています。

3.色が褪せてしまった!

こちらのヒューストンのヴェルニモノグラムですが、イエローの商品だと思っていました。
がっ!!!

お客様にお伺いすると、もとはこのシルバーだったそうです!!!
初めてヴェルニの変色修理のご依頼を受けた時は、実はこの事態を信じられませんでした。
しかし、あまりにも同じようなご相談を多数頂くので、ここまで色褪せるものなのだとようやく受け入れる事ができました。


こちらも元は右のベージュのモノグラムヴェルニのヒューストンです。
ベージュの色味はすっかり無くなってしまって、完全にイエローになっています…。

シルバーや薄い青系や茶系の色が、このような色褪せを起こして黄色に変色することが多いようです。
色褪せは、パテント加工のレンズ効果によって紫外線の影響を強く受けるからですが、なぜ黄色に変色するのか?
それはパテント加工樹脂に起こる「黄変」と呼ばれるものです。
湿気や汚れでパテント樹脂は酸化して、本来は無色透明であったものが黄色に変化してしまうのです。

パテント加工で強い!という事は無く、たまには汚れ落としをしてあげることが大事です。
紫外線は…私もまだ対策方法を見つけられていません。( ;∀;)

起こってしまった色褪せ・日焼け・インク染みは表面リペアできれいになります!
当店のエナメル再加工を分かりやすくご説明するために、半分だけリペアしてみましたー♪

トンプソンストリートのモノグラムヴェルニです。
左の黄色がリペア前で、右の水色がリペア後になります。
実際の物をお見せした方からは、「もともとそういうツートンのデザインだと思った!」と仰っていただけました。笑

こういったお修理(半分じゃなくて、全体ですよ!笑)もできますので、使えないと思ってお家に眠っているエナメルのお品物がありましたら、ぜひご相談下さいね♡

革製品のお悩み、お困り事は是非「stuts(studioNUTS)(スタッツ(スタジオナッツ))」まで!!
バッグ、お財布などのスレ傷、色褪せ、日焼け、黒ずみ修理から、ファスナー修理や縫製修理、メンテナンス、カスタムも承っております。
もちろんご相談、お見積は無料ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。