フルオーダーレザートートバッグのスレ傷・色褪せ・染みのご相談を頂きました。

!!オーダーメイドで作ったバッグ、スレ・色褪せが目立ってきて、染みも…!!

ご覧頂きありがとうございます。神戸のリペアショップ「stuts(studioNUTS)(スタッツ(スタジオナッツ))」です。

本日は、フルオーダーレザートートバッグのスレ傷・色褪せ・染みのご相談を頂きましたのでご紹介致します。

【データ】
ブランド/製品名:
製品種別:トートバッグ
カラー:ブラウン/ブルー
劣化状態:バッグ全体のスレ、色褪せと一部染み
ご依頼内容:バッグ補色カラーリングプラン(汚れ落とし+保湿+お色直し+コーティング)

※施工後のブログはこちらからどうぞ!!

【before】

フルオーダーメイドで作られたバッグのご相談です。

スレ傷や色褪せは「エイジング感が出ていて、この状態も好き」とお客様は仰られていました。
確かに、このスレ傷感・色褪せ感はとても渋くてカッコいいですね!!
何より気になられているのはバッグ全面の下部の染み。

何かの液体がしみ込んだ後のように見受けられます。
この革の水染み、じつはクリーニングなどをしても取れません。
取れません…というよりは、消えることがありません。
この水染み、実は染み込んだ液体の色とかではなく、元々の革の中の色が作り出す物なのです。

…ちょっと分かりにくいですね。
私も何を言っているのか自分でよくわからなくなる日本語です。笑

頑張ってわかりやすく説明させて頂きます!!

まず、この度のバッグに使われている革は「アニリン」や「セミアニリン」と呼ばれる、仕上げにほとんど塗膜がない(顔料の使用が少ない・コーティング処理が薄い)レザーです。
染料で染めを中心に仕上げられている高級革です。

染料は革の繊維層に入り込んでいき、その名の通り内部から染まります。
染める物には膜はありません。
まず、「アニリンレザー」や「セミアニリンレザー」は水分を革のすべての毛穴から吸い込んでしまう特徴があります。

吸い込んでしまった水分は革の繊維層の中へ。
その時に水の分子が染料の分子、または鞣し工程の時に使用する「タンニン」や「クロム」といった薬品の分子を動かしてしまいます。
染料もタンニンもクロムも、それぞれが無色ではなく色を持っていますが、分子が動いた時にごちゃっと固まってしまうんです。

じつは、革の水染み正体はコレなんです。
汚れとかではなく、革の繊維層に元々あったものが固まって濃くなっているので、クリーナーなどでは取れません。
水が染みてしまってすぐでしたら、全部を水につけてしまって分子の固まってしまった部分を分散させる!!という裏技があります。
しかしこれはかなりの賭けで、上手くいくケースもあれば、全体まだらな染みだらけになる可能性も。

さて、こちらのオーダーメイドバッグがどんな仕上がりになるかは、また後日ご紹介致します。

革製品のお悩み、お困り事は是非「stuts(studioNUTS)(スタッツ(スタジオナッツ))」まで!!
バッグ、お財布などの金具、パーツ交換、色剥がれ、変色、黄ばみ、黒ずみ修理、縫製修理から、革製品の傷修理なども承っております。
もちろんご相談、お見積は無料ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。

Follow me!

人気ブログ

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

pick up
おすすめの記事