ご覧頂きありがとうございます。神戸のリペアショップ「stuts(studio nuts)」です。

本日はCHANEL(シャネル)カメリア 長財布のご相談を頂きました。

今回は、ちょっとリペアの途中経過をご紹介させて頂こうと思います。

【データ】
ブランド/製品名:CHANEL(シャネル)/カメリア
製品種別:長財布
カラー:ピンク
劣化状態:お財布全体のスレ、ひび割れ、黒ずみ
ご依頼内容:クリーニング+スレ補修+補色+コーティング

 

【before/after】
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本日は、シャネルの人気ライン「カメリア」の長財布のご相談を頂きました。

お財布の外周と2つ折り部分のひび割れが発生していて、全体的に汚れや黒ずみなんかも目立ってきています。
折角のシャネルもこれでは台無しということで、全体のリペアのご依頼を頂戴しました。

この度はご依頼頂き、誠にありがとうございます。

さて実はこちらのシャネルのお財布ですが、1年程前に別のリペア業者様へ修理のご依頼をされたことがあるそうですが、半年くらい前から徐々にひび割れが発生してきたそうなんです。
確かに、カメリアで使われているほとんどの革素材はセミアニリンという、革の表面にあまり塗装をせずに素材本来の柔らかさを残すような加工がされています。
なので、ブランドオリジナルの状態であればbeforeのようなひび割れは発生することはあり得ません。

今回は、このまま修理作業を行いますと以前のリペアの塗装が邪魔をして、剥がれが発生してしまうなど仕上がりに大きく影響するので、まずは特殊なクリーニングにより余分な塗装や汚れを剥がす作業を行いました。
※クリーニング後がafterの写真です。

シャネル本来の柔らかい上質な革が出てきましたので、これから補色とスレ傷の修理をさせて頂きます。

さて、こちらのシャネルのお財布がどのような仕上がりになるかは、また後日ご紹介致します。