こんにちは!! スタッツ(スタジオナッツ)です。

さて、早速ですが皆様は「皮」と「革」の違いをご存知ですか?

レザーバッグやレザーシューズ、レザーソファや車のレザーシートなどなど、革素材を使用して作られている製品を一般的に皮革製品と呼んでいます。
そう!皮革という言葉には「皮」と「革」の両方が使われているんですね。

しかし、この2文字には意味として厳密な違いがあります。
今回はこの違いについてご紹介させて頂こうと思います。

共に「かわ」と呼ぶこの2文字。
簡単に言いますと、加工されたかされていないかで呼び方が変わります。

革製品は、必ず「鞣し(なめし)」という工程を経て皆様がお持ちのバッグや靴の素材に変化します。
鞣しとは、主に牛や馬などから取れた素材を、植物や鉱物などが原料の特殊な液体に通して防腐処理などを行う作業のことを言います。
この「鞣し」作業の前後で「皮」と「革」の呼び方が変わるんですね。

例えば、「皮膚」という言葉には「皮」が使用されていますよね。
動物や魚など生きている状態、もしくは命が尽きたとしても加工される前の段階のものを「皮」と呼びます。
焼き鳥や鮭などの焼き魚を「革」とは呼ばないですよね。
これは、加工がされる前の状態のため「革」ではなく、「皮」と呼ぶんですね。

「鞣し」などの工程を終えて加工された途端に「皮」が「革」に変化します。
上で説明したような防腐処理などの手を加えて加工された状態のもの、それが所謂「革」となるんですね。
例えば靴や鞄などがいい例で、「皮靴、皮鞄」とは呼ばないですよね。
加工された「革」で作られた靴やバッグのため、「革靴、革鞄」と呼ばれるようになります。

また、漢字だけではなく英語の呼び名も変わることをご存知ですか?

ちなみに、皆様お肌のお手入れはされていますか?
化粧水や乳液などでの保湿やお手入れは重要ですよね!
昨今では、男性もスキンケアを行うようになり、男性女性問わずお肌のお手入れは重要視されてきているようです。

ということで、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、そう!「皮」は英語で「skin(スキン)」となります。

逆に、革製品のお手入れ、メンテナンスをレザーメンテナンスと言いますが、言葉の通り「革」を英語で「leather」と呼ぶようになるんですね。

ちょっとした雑学ではありますが、どこか頭の片隅に置いておいて頂ければと思います。