☆購入してしばらく、レザーシューズに変なシミのようなモノが!お色直し修理のご紹介☆

ご覧頂きありがとうございます。神戸のリペアショップ「stuts(studioNUTS)(スタッツ(スタジオナッツ))」です。

本日は、日本のシューズメーカーNORIEI(ノリエイ)のレザーシューズのお色直し修理をさせて頂きましたのでご紹介致します。

【データ】
ブランド/製品名:NORIEI(ノリエイ)
製品種別:外羽根ダービーシューズ
カラー:グレー
現在の状態:シミのようなロウ浮き
ご依頼内容:カラーリング修理

【before/after】

いかがでしょうか?

本日は兵庫県は姫路市のシューズメーカーNORIEI(ノリエイ)のダービーシューズをご紹介いたします。

当店と同じ兵庫県の靴メーカーさんで、革の産地だけあってこだわりの革と、しっかりとしたカッコいい靴の作りをしていますね。
変な海外製の靴よりも縫製などもキレイなので、長く履けるんじゃないでしょうか。
やっぱり国産の物や、同じ地域で作られている良い物に出会うと、関係無いのになんかテンション上がりますよね。

さて、今回はそんなノリエイのダービーと呼ばれるデザインの外羽根タイプの革靴の修理です。

お写真を見て頂くと、靴全体に無数の黒いシミのような物が分かると思います。
購入されてそんな長くは経ってないという事なんですが、しばらく保管して見てみたらご覧のような状態になってしまっていたそうです。

調べてみますと、どうやら革の中に入った蝋が原因のようなんです。
革製品にはよくある加工方法なんですが、革の中に蝋やワックスといった成分を染み込ませている革素材なんです。

イギリスなどのメンズの革製品ブランドではよく使われている素材なんですが、革の中に蝋成分を染み込ませることにより、水分や汚れなどが入り込むのを防ぐことが出来て保革効果が期待できます。
オイルが染み込んだ革もありますが、それも蝋と同様の目的ですね。

更に経年劣化で表皮に浮いてきた蝋成分を、体温や摩擦熱などで溶かすことにより、エイジングと呼ばれるような良い味が出てくるんですね。

今回はそんな蝋引きのレザーシューズなんですが、ご相談頂いた段階で少し擦ったりしてみたものの、シミのようになった蝋が薄くなる気配がありません。

この状態のままでは履いて出かけることも気が引けるという事で、ご相談と修理について検討させて頂いた結果、表皮に浮いた黒い部分を拭き取って、カラーリングをさせて頂くことになりました。

蝋引きの革は、本来t塗装などの加工はされていませんので色のムラがあります。
今回は色が明るい箇所と暗い箇所のちょうど中間程度の色に設定させて頂き、リカラーリングをしております。

あまりベタベタとカラーリングしてしまうと、革の雰囲気を壊してしまいますので、拭き取り切れない黒ずみが目立たなくなる程度に仕上げております。

この度は当リペアサービスにご依頼頂き、誠にありがとうございました。
これで今後も気持ちよくお使い頂けると幸いです。

革製品のお悩み、お困り事は是非「stuts(studio nuts)(スタッツ(スタジオナッツ))」まで!!
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