革製品の撥水剤、防水剤のお話!
雨の日にお気に入りの革靴を履いていきたい。でも、靴を痛めるので気乗りがしない。
こんな経験一度はあると思います。
革自体は実は水に弱くはないのですが、靴に汚れが浸み込んだり、後で白く塩吹きが起こる心配もあります。
そんな時に役に立つのが撥水剤です。
撥水剤、防水材の種類は?
撥水剤には大きく分けて2種類あります。
- フッ素樹脂を主原料にしたもに
- ろうを主原料にしたもの
撥水剤の効果はどれくらい?
1は表革・起毛革、キャンバス地にも使え手軽で汚れを防ぐ効果もあります。
しかし、フッ素は体に有毒でとても危険です。
そのため市販のものは少量しかはいっておらず、1〜2日くらいしか効果がありません。
雨降りに使用する場合はその度履く1時間前に吹くようにしてください。
また、換気の良い場所で吹くこともお忘れなく。
2はスプレー式以外に固形の缶入りものもあります。
栄養・油分を補給できるものも多く、水を完全に通さなくする防水効果が期待できます。
光沢が出て、効果も1か月持ちます。
しかし、表革にしか使えず革の色が濃くなったりすることがあります。
見た目よりも、撥水効果重視向きだといえるでしょう。
以上の撥水剤の特性を考えて使い分けをしていただければと思います。
あと、汚れが付着した状態で使用すると汚れがこびりついて取れなくなってしまう恐れがありますので、必ず汚れをとってから使用するようにしてください。