ご覧頂きありがとうございます。神戸のリペアショップ「stuts(studioNUTS)(スタッツ(スタジオナッツ))」です。

本日は、TORY BURCH(トリーバーチ)のバッグの持ち手部分のコバ修理が完了しましたのでご紹介致します。

【データ】
ブランド/製品名:TORY BURCH(トリーバーチ)/
製品種別:バッグ
カラー:ブラック
現在の状態:持ち手のコバ剥がれ
ご依頼内容:コバ全体補修

※施工前のブログはこちらからどうぞ!

【before/after】

いかがでしょうか?

コバ自体はまだまだ元気なのですが、革からの剥がれが激しく、今無事な箇所もいつ剥がれるか分からないという事で全体補修をさせていただいております。
お客様自身で接着した部分がどのような接着剤を使用されたのかが分からなかったので、きれいに剥がしができるか少し不安でしたが・・・革本体を痛めることなく除去することができました。

革製品の修理業を始める前の話ですが、私はこの「コバ」というものは単なるデザインの一つだと思っていました。
なんか・・・こう・・・少し高級感が出る?みたいな?笑
しかし、それは全くの間違いで、「コバ」は革製品を長年使用できるように守るための処理だったのです。

革の切断面は皮革繊維層がむき出しになった状態です。
生きた人間でいうなれば、どえらい切り傷をしてしまって、その部分が開きっぱなしの状態。
生きているとキズを修復する機能が働き、表面にまた新しい皮膚組織が出来てきます。
革は・・・そのままです、もちろん。
保護してくれるものが何もない状態なので、繊維の中の油分・水分はどんどん蒸発して抜けていってしまいます。

女性の方ならすぐにご理解頂けると思うのですが、例えるならば!洗顔後のお肌にお手入れを一切せず、真夏の昼過ぎの炎天下を歩くイメージです。
アラフォーの私には、考えるだけで恐ろしい事態です。

コバ剥がれは革を急速に劣化させる原因になりますので、お早めにご相談頂ければ幸いです!

この度は当リペアサービスにご依頼頂き、誠にありがとうございました。
これで今後も気持ちよくお使い頂けると幸いです。

革製品のお悩み、お困り事は是非「stuts(studioNUTS)(スタッツ(スタジオナッツ))」まで!!
ジャケットやジャンパー、コートのパーツ交換、破れ修理、シミ、黒ずみ、スレ傷修理から縫製修理など、様々な革製品の修理を承っております。
もちろんご相談、お見積は無料ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。