ご覧頂きありがとうございます。神戸のリペアショップ「stuts(studioNUTS)」です。

本日はChristian Louboutin(クリスチャンルブタン)の、パロマのバッグにキズが付いた+パテント部分にインク染みが付いてしまったとのご相談を頂きましたのでご紹介致します。

【データ】
ブランド/製品名:Christian Louboutin(クリスチャンルブタン)/Paloma(パロマ)
製品種別:バッグ
カラー:ペールピンク
現在の状態:キズ・インク染み
ご依頼内容:キズのリペアとインク染みの補色施工

※施工後のブログはこちらからどうぞ!!!

【before】

何が原因かは不明なインク染みが付いてしまったそうで、この度ご相談を頂きました。

パテント(エナメル)はなかなか厄介な素材で、すぐに色をもらっちゃう特徴があります。
例えばレシートの印字インクなど。
エナメル加工に使われている樹脂の特性にも寄るのでしょうが、すぐに色移りします。

エナメル樹脂は湿気を吸収しやすいので、インク色素もよく吸い上げてしまうのだと考えています。
日本は梅雨時などには高い湿度になる気候ですが、海外ブランドの生産国であるイタリア・スペイン・フランス・アメリカ等は日本に比べると湿度はあまり高くありませんよね?
これは私の予想なのですが、海外ブランド製品の中には、日本の気候に適した塗料ではないものがあるのでは?と常々思っています。
ごくまれに、目に見えるベタツキになってしまうエナメル加工の製品もお見掛けします。
このベタツキの原因も湿度。

四季があることは情感的に素晴らしいのですが、革製品にとっては厳しい環境なのかもしれませんね。

当店のリペアで使用する塗料は国産メーカの物で、日本の気候を考慮して開発された塗料です。
日本の気候を考えて作っている!というところが、私がこのメーカの塗料を採用した一番の決め手です。
この湿気大国日本で、少しでも革製品を長持ちさせるお手伝いができたら嬉しいです☆

さて、こちらのバッグがどんな仕上がりになるかは、また後日ご紹介致します。

革製品のお悩み、お困り事は是非「stuts(studioNUTS)」まで!!
バッグ、お財布などの金具、パーツ交換、色剥がれ、変色、黄ばみ、黒ずみ修理、縫製修理から、革製品の傷修理なども承っております。
もちろんご相談、お見積は無料ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。